使わなくなったパソコンを損せず売るための準備リスト

使わなくなったパソコンを損せず売るための準備

テレワーク用に自費で買ったノートパソコンが、会社貸与のPCに切り替わってからもう2年近く経っている。

デスクの横に置きっぱなしで、たまに充電ケーブルを差してみるくらい。

モニターとキーボードもセットで余っているけれど、そのまま放置している人は少なくないはずです。

「売れるなら売りたい。でもデータの消し方が分からないし、そもそもいくらになるのかも分からない」。

パソコンの中古相場は年々下がっていくので、放置している間にも損は広がっています。

手放す前に確認しておきたいことを順番にまとめました。

手元のパソコンの査定相場をざっくり把握する

中古パソコンショップで買取相場を確認している場面

自分のパソコンが今どのくらいの価格帯にあるのか、大まかな目安をつかんでおくところから始めます。

MacBookとWindowsノートで査定額に大きな差がある

パソコンの買取相場は、メーカーとスペックでかなり幅があります。

ざっくりした価格帯を表にしました。

種類買取相場の目安
MacBook Air(3年以内)40,000〜80,000円
MacBook Pro(3年以内)60,000〜150,000円
Windowsノート(Core i5・3年以内)10,000〜30,000円
Windowsノート(Core i7・3年以内)20,000〜50,000円
デスクトップ(ゲーミングPC)30,000〜200,000円
デスクトップ(一般用途)5,000〜20,000円

MacBookは中古市場での人気が高く、3年落ちでも購入価格の3〜4割程度の査定がつくことが多い。

一方、Windowsノートは同じスペックでも査定額が半分以下になりがちです。

10万円で買ったWindowsノートが3年後に1万円台という査定はよくある話。

CPUの世代とストレージの種類で値段が変わる

同じCore i5でも、第8世代と第13世代では査定額がまったく違います。

CPUの世代は型番の数字で確認できます。

たとえば「Core i5-1235U」なら先頭の12が第12世代、「Core i5-8250U」なら8が第8世代。

世代が新しいほど処理性能が上がっているので、5年以上前のCPUだと査定が厳しくなりがちです。

ストレージも見落としやすい要素。

SSD搭載のモデルは起動や動作が速く、中古でも買い手がつきやすいため、HDD搭載のモデルより査定が上がります。

同じメーカー・同じ画面サイズでも、SSDかHDDかで3,000〜5,000円の差がつくこともある。

型番の調べ方が分からない場合は、Windowsの「設定」→「システム」→「バージョン情報」でプロセッサ名とメモリ容量が確認できます。

査定で減額されやすいポイントを確認する

引き出しの中で絡まったACアダプターを確認する

相場を把握したら、査定で引かれやすい原因を先に潰しておくのが損しないコツです。

ACアダプターの欠品とバッテリー劣化は大幅マイナス

査定で一番多い減額原因はACアダプター(充電器)の欠品です。

アダプターがないと買取店側で動作確認ができず、「ジャンク品扱い」になって査定額が大きく下がることがあります。

別のPCのアダプターと取り違えて紛失しているケースも多いので、端子の形とワット数が合っているか確認しておいてください。

バッテリーの劣化も減額対象。

ノートパソコンのバッテリーは2〜3年で容量が7割程度まで落ちるのが一般的で、これ自体は大きな問題にはなりません。

ただし、充電しても数分で切れるレベルまで劣化していると、数千円の減額になるケースがあります。

Windows 11非対応の古いPCは買取拒否が増えている

2025年10月にWindows 10のサポートが終了したことで、Windows 11に対応していない古いPCの買取を断る業者が増えました。

Windows 11の対応ラインは、おおむねIntel第8世代以降(2017年後半〜)のCPU。

それより古いパソコンは、査定額がかなり低くなるか、そもそも買い取ってもらえない場合があります。

確認方法はシンプルで、Windowsの「設定」→「Windows Update」→「PC正常性チェック」から対応状況が分かります。

非対応だった場合でも、パソコン工房のようなPC専門買取店ではパーツ単位で査定してくれることがある。

SSDやメモリだけでも値段がつく場合があるので、「古いから無理」と決めつけずに一度問い合わせてみる価値はあります。

売る前の準備を順番どおりに済ませる

売る前にノートパソコンの画面を拭いて準備する

パソコンを売ると決めたら、以下の手順で準備を進めます。

順番を間違えると「データを消したあとにバックアップし忘れに気づいた」というトラブルが起きるので、上から順にやってください。

バックアップからデータ消去までの流れ

  1. 写真・書類・ブックマークなどのバックアップを取る: 外付けHDDかクラウド(GoogleドライブやOneDrive)に保存
  2. ブラウザに保存したパスワード・クレジットカード情報を確認する: Chrome・Edgeの「パスワードマネージャー」からエクスポートしておく
  3. Microsoft・Adobe・Googleなど各サービスからサインアウトする: ライセンスが紐づいたまま初期化すると、新しいPCで再認証が必要になる
  4. Windowsの「回復」からPCをリセットする: 「設定」→「システム」→「回復」→「このPCをリセット」→「すべて削除する」を選択し、追加設定で「ドライブのクリーニング」をオンにする

「ドライブのクリーニング」をオンにすることで、削除したファイルが復元ソフトで読み取られるリスクを大幅に下げられます。

ゴミ箱を空にしただけ、あるいは普通の初期化だけではデータは復元できる状態のまま残っている。

ここは手間を惜しまないほうがいいです。

外装の掃除と付属品の確認

データ消去が済んだら、本体の掃除と付属品のチェックに入ります。

キーボードの隙間に溜まったホコリは、エアダスターで吹き飛ばせます。

画面の指紋や汚れはメガネ拭きで軽く拭くだけで十分。

付属品は以下を確認してください。

  • ACアダプター(充電器)
  • 元箱・緩衝材
  • 取扱説明書・保証書
  • USBケーブルやマウスなど購入時の同梱品

箱や説明書がなくても買取自体は可能ですが、揃っているほうが印象はよくなります。

ACアダプターだけは必須。

これがないと査定額が大きく下がるので、見つからない場合は互換品を用意するか、買取店に事前に相談しておくのがいいでしょう。

売り方を比べて自分に合う方法を選ぶ

パソコンと周辺機器を段ボールに梱包して宅配買取に出す

準備ができたら、どこで売るかを決めます。

主な売り先は3つあり、それぞれ向いているケースが違います。

PC専門買取とリサイクルショップの査定の違い

じゃんぱらパソコン工房のようなPC専門の買取店は、モデルごとの中古相場を把握しています。

CPUの世代やSSDの容量まで見て査定額を出してくれるので、スペックの高いPCほど専門店のほうが有利。

一方、ハードオフのようなリサイクルショップは、持ち込めばその日のうちに現金化できる手軽さがある。

ただし、PC専門のスタッフがいない店舗では、Core i7搭載のノートPCもCore i3と大差ない査定になることも。

売り先向いているケース注意点
PC専門買取スペックの高いPC、MacBook宅配対応なら全国OK
リサイクルショップ今日中に手放したいモデル別の査定精度にばらつき
フリマアプリ高値を狙いたい配送リスクと手間がかかる

フリマアプリは高値だが配送リスクが高い

メルカリでパソコンを売れば、買取店より高い値段がつくことは確かにあります。

とはいえ、パソコンは精密機器なので配送中のトラブルリスクが高い商品です。

緩衝材で丁寧に包んだつもりでも、到着時に画面にヒビが入っていたというケースは珍しくありません。

「動作確認済み」と書いて出品したのに、バッテリーの持ちが悪いとクレームが来たという話も。

出品・撮影・梱包・発送・やり取り・トラブル対応まで含めると、1台あたりの手間はかなりのもの。

数万円の差がつくMacBook Proなら検討する価値がありますが、査定1〜2万円のWindowsノートをフリマで売るのは割に合わない印象です。

周辺機器ごと一式で手放すなら宅配買取が楽

パソコン本体だけでなく、モニター・キーボード・マウスなどの周辺機器も一緒に処分したい場合は、ジャンルを問わずまとめて受け付けてくれる総合宅配買取がいちばん手間がかかりません。

PC専門店ではモニターやキーボードを扱っていないことが多く、リサイクルショップでもPC関連以外は別カウンターに並び直す必要があったりします。

バイオウ公式のような総合宅配買取であれば、パソコンもモニターもケーブル類も分けずに段ボールに詰めて送れます。

デスク周りを丸ごと片づけたいときに、持ち込み先を何か所も分ける必要がないのは楽です。

売ると決めたら早めに動いたほうがいい。

パソコンの中古相場は新モデルが出るたびに下がるので、半年先延ばしにするだけで査定額が数千円変わることもあります。